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2011年10月10日月曜日

積ん読、読んでく(その四) 10/3-10/10

ああ、お休みも今週いっぱいで終わり。
来週から仕事始まるのだけれども、働けるのだろうか?

漫画
LIAR GAME9〜134回戦予選の感染ゲーム、4回戦本戦のイス取りゲーム。
相変わらず、作者の進行についていくのがやっと。でも、それが楽しい漫画でもあります。
この漫画はゲームの勝敗がついてから、まとめてコミックを買い、まとめて読んでいます。
そうしないと、以前の展開やゲームのルールを忘れてしまうからです。

イティハーサ

I
読んでいてShinkを思い出した。
絵がおどろおどろしいわけでもないのに、言い得ぬ恐怖を感じる。
しかも、これはまだ連載中で、何時完結するのかわからないという。
今後、どのようになっていくのか、楽しみでもあり恐ろしくもある。


いばらの王1〜6(完結)
残り1/3くらいで物語の核が見えましたが、面白かったです。
メドゥーサが実体を作り上げるという点が鍵でしたね。
あと絵柄が好き。

ジョジョの奇妙な冒険第6部 ストーンオーシャン1〜10(完結)
ジョースター家とDIOの因縁の深さを感じさせる。
空条承太郎&スタープラチナ・ザ・ワールドに帰結するのは第3部スターダストクルセイダースの人気ゆえなんだろうなあ。
個人的には第1部ファントムブラッドが一番好きだけれども、このストーンオーシャンはそれに次ぐ内容。
空条徐倫が素敵。



小説
モールス(下)

ヒポクラテスのため息



究極の判断力を身につけるインバスケット思考
クイズゲームのようで楽しかった。
著者が前書きで述べているように、問題集の形式となっている。
問題となる「案件」に対して、自由記述形式の「回答」をつくり、自分の回答と「一番近い選択肢を選ぶ」。その後、解説という流れ。
選択肢を選ばせるのであれば、著者なりの「正解」を示して欲しかった。
もちろん正解が一つでないとは思うのだが、選択肢があればどれか一つは「望ましい」ものがあると思う。



2011年10月8日土曜日

ヒポクラテスのため息  ‥‥夏樹さん、大好きです

ミステリと身構えるほど謎解きはなく、軽快に読み終えることができた物語です。
医療の現実を描き出していますが、重くとらえることなく読み進めることができます。

三ヶ月で病院の経営を劇的に改善できる妙案などあるわけはなく、読んだ人の多くが想像する結果になります。
ただし、主人公である風祭翔の最後の決断は、意外でした。
もっとも恋人、夏樹の存在があるがゆえなのでしょう。
夏樹さんのような女性、私は大好きです。

それにしても幅広い分野を題材にして物語を作り出している作者には、脱帽です。
丹念に取材をし、アイデアを形にしていっているのでしょう。

2011年9月19日月曜日

転職(リブート)です!!




新卒で入社したのが、ン年前。
いろいろな所でいろいろな仕事をしてきました。
今の自分があるのは、ペーペーの新人を厳しく指導してくれた先輩方、考えを支持してくれた後輩たちのおかげです。
本社で本部長として指揮しているF部長、九州の店舗で頑張っているMさんには、特に感謝しています。

以前から転職サイトを覗いたりしていましたが、ひょんなことから面接を受けることになりました。
履歴書と職務経歴書を作成する為に、社会人の自分としての棚卸をしました。
すると、今の会社をすぐに飛び出す必要はないけれども、他の会社で新しい業務に挑戦するという選択肢もあると真剣に考えるようになりました。

そんな中で、条件や環境がうまく合致した会社があり、挑戦することを決意しました。

既に今の会社での業務は終わっており、たくさん残っていた有給休暇を楽しんでいる所です。なにせ、まるまる二年分です(諸事情で、全部を取れないのが残念)。
毎月買っている手塚治虫文庫全集が今年に入って業務に追われて積ん読になり、それ以外にもなんやかやで漫画や小説が積ん読なので、それらを読む日々を送っています。

10月半ばから新しい会社で、業務開始。
リブートです。

最近読んだ小説の中身とタイトルが気に入ったので、リブートという言葉を借りました。

2011年9月8日木曜日

リブート!  ‥‥読後がとても爽やかな一冊


予想外の内容だった。
大人の青春小説と言おうか、職業小説と言おうか。
著者が、金融機関でシステムエンジニアをしていた事を思い出した。

これまでの作品の傾向もあって「何時、敵が出るか?」なんてことを思いながら読み進めていて、途中で「そうではない」ことに気がつきました。
それが92頁。
早いのか? 遅いのか?

ある程度の規模のチームをまとめて業務を行うのは、どんな仕事でも共通していると思う。
そしてチームのメンバーは十人十色。
この物語のように万事が上手く行く事は少ない。
だからこそ、やりがいがあり、達成感を得られる。
その部分を上手く物語に取り込み、表現している。

もちろん、責任と権限のバランスが担保されてこそのリーダーだが。

2011年7月22日金曜日

天声人語 ‥‥「監視社会」

天声人語

盗聴、監視カメラなど「誰か」に監視される社会になっていくのだろうか? 防犯の術(すべ)は何かしら必要だが、盗聴は誤った術だろう。
日本で、このような事件が起きないことを願う。

オーディンの鴉のように反撃の術を身につけておかないと。

2011年6月19日日曜日

怪物  ‥‥鳥肌がたつ迫力がある物語

読み終えて、鳥肌が立つ思いでした。
静かな迫力を持った物語です。

物語冒頭、堂島昭と橋爪行雄のそれぞれに関わる事件が出てきます。
その両方に刑事の香西が関わっていくのですが、どちらかが主になって、もう一方は最後に伏線回収のような形で収束するのだろうと思って読み進めて行きました。
ところが、中盤で予想外に交わり、新たに「怪物」たる真崎亮の物語が生まれました。

真崎という人物が、これまた無味無臭というか、淡白なんですよね。
それゆえに、恐ろしいです。
幼少時の事件が、彼を怪物にしたのだろうけど、その過程がほとんど描かれていません。
彼の経歴や過去にほとんど触れられていないのは、多分、彼が自分自身にも興味がないからなんでしょう。
死んでないから生きているだけ。
それ故、成長もないという事だと思います。

そして香西すらも怪物に取り込まれていくとは、思いもよらなかったです。

前作、タワーリングが軽快な内容だっただけに、迫力がありました。

2011年2月5日土曜日

迎撃せよ  ‥‥たった一日されど一日。長い一日を描いています。

待ちに待った、福田和代の新作単行本です。
サスペンスというジャンルの中で、色々な題材で物語を書いている著者に感心します。
今回は自衛隊を中心にしたミリタリー・サスペンス(帯より)。
自衛隊と軍隊との違いというものを多少意識しつつも、とても楽しめる内容になっています。

主人公、遠野真樹が素晴らしいです。
ツンデレ要素を多く含みつつ、胆力と機転、優しさで様々な事態を乗り越えていきます。
もちろん一人ではなく、上司の力添えや同志の協力、あってのことですけれども。
それを得られるのも彼女の素質と努力によるものでしょう。

事件の重要人物、加賀山一郎に対して毅然とした態度を貫き、そのなかで彼の信頼(共感? 同意?)を得られたのも遠野真樹だからでしょう。
加賀山は信念に生きる素敵な人物です。
そして、それを苦にしない人物です。
そんな大人に、私はなりたいです。





2010年9月22日水曜日

ハイ・アラート ……物語の収束がすごい。

田代の胆力、すごい。
ミゲルの冴えが、すごい。
この二人のコンビをまた見てみたいという気持ちと、自分の想像と違っていたらという恐れが混在しています。

連続爆破テロという出来事の裏側に、さまざまな物語が絡み合っていて、それを上手く描いているのが素晴らしいです。
「十二神将」の行動が変化したのも、黒幕の存在も、さらなる黒幕の存在も、全てが上手く収束します。
読み進めるうちに事件に対する見方が変わっていきます。
特に最後の空港での場面には、とても納得してしまいます。

でも「十二神将」には同情できません。
怪我の有無、損害の有無ではなく、

鬱屈とした自分の気持ちを晴らすために、

周囲に迷惑をかけているのは、許せない。
様々な境遇の人物が集まって「十二神将」となっているのですが、どれもそうなる前に何かできたのではないかと、私は考えてしまいます。
そうは言いながらも、インダラには共感してしまいますけど。




2010年6月14日月曜日

オーディンの鴉  ‥‥スーパーハッカーは存在しない。

私の中で福田和代氏の小説は、既に必ず読むものになっていて、書評なども避けておくものです。帯やカバーの惹句だけが予備知識です。

その為か前半四分の一位は、何が起こっているのか見えず、もどかしい状態でした。
しかし瓶子が登場し、「オーディンの鴉」という単語が出てきてから、徐々に加速していきます。
そして安見の

今夜の収穫、期待してください。

という電話と、彼の死。
一気に物語が進み、主人公の湯浅が家族を守るために全力を尽くし、終幕を迎えました。

正直、どんな風に物語が終わるのか全く予想出来ませんでした。
「とかげの尻尾切り」で終わり、あわよくば第二部、第三部へと繋げるのでは?
なんて考えも浮かびました。
それを全世界にその存在を知らしめることで、解決するとは。
脱帽です。

この作品、TwitteやFrickr、YouTubeなどここ1〜2年で時流に乗ったサービスを上手く取り入れているのが心にくいです。
私自身もTwitterなどでそれなりに個人情報を晒していますし、amazonにはお世話になりっぱなしです。
だからオーディンの鴉が存在すれば、確実に滅びますね。
そうならない社会になることを祈ります。


たったあれだけの情報で、ひとりの人間の何がわかるものかと僕は思うんです。

作品中で一番重いと感じた言葉です。




それとプロメテウス・トラップ でスーパーハッカーの存在を描き、このオーディンの鴉でスーパーハッカーの存在を全否定しているのが、個人的には面白いです。

2010年3月6日土曜日

プロメテウス・トラップ  ‥‥アクション係は別にいるのに

全六章のこの物語。
第五章のプロメテウス・デバックを読んでいる時には、一冊では終わらないのではないかと思いました。
連載されたものをまとめたと言うことを知っていたので。
それほどまでに盛り上がっていたのですが、最終章プロメテウス・マジックを読んで少々がっかり。
アクション係ではないのに、巻き込まれてアクションをする羽目になるのはわからないでもない。
火事場の馬鹿力という言葉もある。
でも、力技の結末はプロメテウスらしくないと言うのが正直なところです。

第五章まで、自分の役割はハッキング。
天才ハッカーという事をしきりに主張していたプロメテウスらしくないんですよね。

プロメテよりもパンドラのほうが気に入りました。
最初はトラブルメーカー位に思っていたのですが、元天才少年がプロメテに行った事への後悔。
罪滅しのつもりが逆に追い詰めてしまう結果。
この部分で、パンドラの人物像もこの物語一気に良くなりましたね。

不完全燃焼な気もするけど、続編っていうのもなあ。
今のところ、私の一番はTOKYO BLACKOUT
ですね。

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