物語はとっくに完結していたけれども、私にとっては今完結しました。
最後の最後、十数頁で行われるタネ明かし。
この頁数を「しか」ととるか「も」ととるか。読み手に大きく左右されると思います。
私にとっては、十分な量でした。
いろいろな疑問が氷解しました。そして、物語が半分(頁量として)も来ていない段階で、結末を示唆している点には脱帽です。
思えば、まだ高校生だった時、学校の司書の先生に教えられて出会ったこの物語。
先生に貸してもらったのがどこまでだったのか覚えていないけど、卒業後も物語を負い続けていたけれども、何時しか途絶えていました。
それが丁度第三部が始まったあたり。
第一巻を読み始めた今朝が、まるでン十年前のことのように感じられ、 感慨深い物があります。
主役だと思っていた二人は、正しく人間離れした境地に行ってしまい、結果的に二人を支えた彼と彼女が主役だったのかもしれない。
そんなことを考えたら、思わず落涙。
愛している。
必ず伝えなければいけない言葉です。
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