ミステリと身構えるほど謎解きはなく、軽快に読み終えることができた物語です。
医療の現実を描き出していますが、重くとらえることなく読み進めることができます。
三ヶ月で病院の経営を劇的に改善できる妙案などあるわけはなく、読んだ人の多くが想像する結果になります。
ただし、主人公である風祭翔の最後の決断は、意外でした。
もっとも恋人、夏樹の存在があるがゆえなのでしょう。
夏樹さんのような女性、私は大好きです。
それにしても幅広い分野を題材にして物語を作り出している作者には、脱帽です。
丹念に取材をし、アイデアを形にしていっているのでしょう。
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