Analytics Flickr-Exif

2011年2月5日土曜日

迎撃せよ  ‥‥たった一日されど一日。長い一日を描いています。

待ちに待った、福田和代の新作単行本です。
サスペンスというジャンルの中で、色々な題材で物語を書いている著者に感心します。
今回は自衛隊を中心にしたミリタリー・サスペンス(帯より)。
自衛隊と軍隊との違いというものを多少意識しつつも、とても楽しめる内容になっています。

主人公、遠野真樹が素晴らしいです。
ツンデレ要素を多く含みつつ、胆力と機転、優しさで様々な事態を乗り越えていきます。
もちろん一人ではなく、上司の力添えや同志の協力、あってのことですけれども。
それを得られるのも彼女の素質と努力によるものでしょう。

事件の重要人物、加賀山一郎に対して毅然とした態度を貫き、そのなかで彼の信頼(共感? 同意?)を得られたのも遠野真樹だからでしょう。
加賀山は信念に生きる素敵な人物です。
そして、それを苦にしない人物です。
そんな大人に、私はなりたいです。






個人的には福田和代の著作の中で、映像化希望ナンバー2です。
ナンバー1は、TOKYO BLACKOUTです(一番好きな著作でもあります)。
遠野真樹は、吉瀬美智子ですね。一番最初のライアーゲームの時のエリーのイメージで演じて欲しいです。

まったく、もう。

307頁のこの部分を、苛立ち感いっぱいで叫んで欲しいですね。
加賀山は、鹿賀丈史さんで。戦国自衛隊1549の時のように。
で、和美はオーデションに合格した新人女優のお披露目で。
およそ39時間の出来事ですから、上手く2時間ちょっとにまとめられると思うんですよねぇ。
「13 迎撃」の章なんかは自衛隊全面協力で実現しそうです。
もっとも実際に観たら、原作ファンとしてはがっかりなのかも知れないけれども。


えっと、ここで一応訂正です。
主人公は、安濃将文一等空尉であり、遠野真樹二等空尉は彼の一部下でしかありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Zenback