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2011年7月27日水曜日

天声人語  ‥‥「奇跡にしてはいけない」

天声人語

奇跡:常識では理解できないような出来事(スーパー大辞林3.0)
なでしこに関わった人達全ての努力による優勝のはずだ。決して奇跡ではない。同じキセキなら、軌跡をしっかりと見るべきだ。
「フランクフルトの歓喜」と私は言いたい。

2011年7月26日火曜日

天声人語  ‥‥「議論をしよう」

天声人語

東京電力本社前を通ることがある。時々、なにやら叫んでいる集団を見かける。「原発全廃」と叫んでいる。
今、必要なのは全廃を声高に叫ぶことではなく、議論をすることだろう。もちろん、その前に政府、東京電力などが情報をつつみ隠さず出すことが必要だ。

2011年7月23日土曜日

ジェノサイド  ‥‥良き人格を形成しなければ

読み応えのある物語だった。

コンゴ、日本、アメリカの三ヶ所を舞台に、白兵戦、頭脳戦、情報戦が繰り広げられていきます。
コンゴでの主人公はジョナサン・イエーガーで、四人の傭兵部隊ガーディアンを率います。彼の動機は、治療法がなく特効薬もない病を患った息子を救うこと。
日本での主人公は古賀研人で、最初は亡父に巻き込まれる形だったものの、途中からは自らの医師で特効薬の合成に従事します。動機は、科学者の本分と患者を直接自分の目で見てしまったこと。
アメリカでの主人公はアーサー・ルーベンスで、ネメシス作戦をすすめる実質的な責任者です。しかしたった一人しかいない新しい種へのジェノサイドを防ぐために、少しずつ作戦の方向を変えていきます。

それぞれが自分の役割に全力で取り組むことで、物語は展開し、自分の目的を達成していきます。
三人と、彼らを取り巻く人々が結束することで、ジェノサイドは防がれます。
その過程が、とても熱いです。
誰かがほんの少しでも気を抜けば、ほんの少しでも計画を狂わせてしまえば、ジェノサイドが実行されていたでしょう。
それ故に、読み終えた時の安堵感はひとしおです。

細かなエピソードがさりげなく散りばめられていて、物語が佳境に入ったときに、そのエピソードゆえの展開が起きていきます。その度に前に戻って該当部分を探しだしながら、読み進めて行きました。
特に、人類学者ナイジェル・ピアースが「日本の援軍」という言葉を繰り返していて、研人のことだとばかり思っていたので、援軍の正体を知ったときには、ぐうの音も出ませんでした。
これもしっかりヒントが出ていたんですよねえ。

一番気に入ったのは、合衆国大統領科学顧問メルヴィン・ガードナーの言葉です(357頁)。物事の本質をついています。

恐ろしいのは知力ではなく、ましてや武力でもない。この世でもっとも恐ろしいのは、それを使う人格なんです。

天声人語  ‥‥「絶叫にも意味があったのか」

天声人語

私はラジオを聞く習慣がない。オールナイトニッポンなどを全く聞かずに生きてきた。音声だけというメディアに馴染めなかったのだ。そのためラジオよりもテレビ音声の方が臨場感があるというのには驚いた。ラジオは正確に伝える、語る、解説する風なのだろうか? だとしたら無意味と思われる絶叫解説もあながち無駄というわけではないのか。
ところで地デジになって、右上に放送局のロゴが出るようになったのは、電子透かしのようなものだろうか? 未だ慣れない。

2011年7月22日金曜日

どうぶつしょうぎ  ‥‥手加減できない

節電の夏だからというわけではないが、KAZOKUがKODOMOの為にと、どうぶつしょうぎというものを入手してきた。


どうぶつしょうぎ

その名前の通り、将棋の入門の入門。
というか興味を持ってもらうためのゲームですね。
私自身は、小学生や中学生の時にやって、一通りルールを把握していて多少の実戦経験がある程度。

コマの種類は五つ。
らいおん=王
きりん=飛車(但し、移動距離は一マス)
ぞう=角(但し、移動距離は一マス)
ひよこ=歩(相手陣地に入ると、にわとりに成長)
にわとり=金
きりん、ぞうは成りません。

縦四マス、横三マスの陣地で戦います。
相手のらいおんをキャッチするか、自分のらいおんが相手陣地に入れば勝ち。
二歩などの細かいルールはなし。

至ってシンプルです。
しかしシンプル故に、難しいです。

初めてやるときには、どれくらい手加減しようかと考えていたのですが、手加減できません。
いや、将棋に通じた人であれば出来るのかも知れませんが、昔とった杵柄で行っている私には真剣にやらないと負けてしまいそうです。
幸い真剣にやっているので、まだ不敗で、父親の面目を保っています。

小学校低学年のKODOMOは吸収が早いので、負けるのも時間の問題でしょうね。

天声人語 ‥‥「監視社会」

天声人語

盗聴、監視カメラなど「誰か」に監視される社会になっていくのだろうか? 防犯の術(すべ)は何かしら必要だが、盗聴は誤った術だろう。
日本で、このような事件が起きないことを願う。

オーディンの鴉のように反撃の術を身につけておかないと。

2011年7月21日木曜日

天声人語  ‥‥「白焼き」

天声人語

鰻の蒲焼きはもちろん好きだが、白焼きの方が好きだ。白焼きをわさび醤油で食べるのが、とても美味しい。
毎年夏はお盆に浜松の親戚の家に行っている。浜松といえば鰻。夜のお菓子、うなぎパイでも有名。お盆に集まった夜は鰻を食べるのが習わし。蒲焼きと白焼きをたらふく食べる。
今年はそれができないのが、残念。

2011年7月20日水曜日

天声人語  ‥‥「霧」

天声人語

中学生の時の山間合宿。ヒキコモリ系の私にはとてつもなくつらい登山があった。まあ、中学校の授業で行くくらいなので、大した山ではなのだろうが、とてもつらかった。
その下山時、急に霧が出てきて、瞬く間に視界がはばまれた。ほんの数メートル先も見えず、とても不安になった。
だからというわけではないが、山は苦手だ。

2011年7月19日火曜日

天声人語  ‥‥「初夏」

天声人語

夏の初めであり、初めての夏。
日中の日差しはますます強くなり、肌を焼かれるようになるのだろう。
雲にあこがれた時期がある。まさしく流転にあこがれた。しかし、雲は決して自由ではない。そう。風に流されているのだ。
自由にどこへとでも行ける風邪にあこがれる。

天声人語  ‥‥「粘り強く」

天声人語

彼我の差は、思ったより大きくなかったが、楽観視できるほど小さくなかった。それでもW杯を手にできたのは粘り強かったからだろう。
なでしこの粘り故、米国は決め手を欠き、幾つかの決定機を逃した。あざやかに決めた2点も追いつかれた。
早起き2回のド素人だが、ロンドン五輪が楽しみになった。

2011年7月18日月曜日

天声人語  ‥‥「人の心次第」

天声人語

水産業に携わる人々にとって、海への気持ちは様々だろう。
そうでない私には、その胸中を察することしか出来ない。「バカヤロー」と叫んで終わりにできる人は幸せなのだろう。
すべての人が海と和解できる日が早く来ることを願う。

2011年7月17日日曜日

天声人語  ‥‥「一部の心ない人たち」

天声人語

純粋に物事を楽しむ人にとって、邪まな考えを持ち行動する輩はとても迷惑だろう。しかし、興味のない者には、その差がわからないのだ。
メジロもそうだが、私にとって腹立たしいのはマナーのない喫煙者だ。愛煙家が肩身の狭い思いで喫煙所を探す一方で、平然とくわえ煙草で町を歩く。携帯灰皿を使えば、何処でも喫煙できると思い込んでいる者もいる。こういった輩が肺などを患うのは勝手だが、その治療費も保険で支払われると思うと、釈然としない。

2011年7月16日土曜日

天声人語  ‥‥「対案を出す政治家はいないのか?」

天声人語

菅首相はベストではない。ではワーストだろうか? 決してワーストではないだろう。では菅直人よりベターな人選はあるだろうか? もしくはベストな人選は? これもないだろう。
菅おろしに燃えている政治家で、具体的な立案をし、発表した人はいるだろうか? 残念ながらこれもいないだろう。
「反対」をするには「対案」を出すことは必須。行動を起こすのは、具体的な案を持つが故。あたりまえの事だと思うのだが、今の社会では違うらしい。

2011年7月14日木曜日

天声人語  ‥‥「甘い汁を吸うにはどうしたらよい?」

天声人語

政治ってお金がかかると言われているけれども、それ以上に稼ぐことができるようだ。県知事にも町長にも利害関係者がいるのだから。真っ先に再稼働の交渉が来るのも納得。
地元にとっては、自分たちの味方だと思っていたクラス委員長と副委員長が学校側の人だったようなものだろう。こんな状況では、机を並べて学んできた友人も信じられなくなるのではないだろうか?
校長の命で試験が行われるのであれば、すみやかに不正の内容に行って欲しいものだ。

2011年7月13日水曜日

天声人語  ‥‥「そう言えばよく知らない」

天声人語

上を向いて歩こうよ 涙がこぼれないように♪ の部分しか知らない。最後まで聞いたことがあるかも知れないけど、自覚がない。50年前では私が生まれる10年以上前。仕方がないのか世相に疎いのか。
私の応援歌は、森川美穂(コンサートに行くほどですから)のBe Free。本当にダウンした時は この両手 キミに貸すから♪ の部分がとても好き。さあ、力を出そうという気になる。
とてもマイナーな曲だけど。

2011年7月12日火曜日

折れた竜骨  ‥‥一気に読ませる力がある物語

剣と魔法のファンタジーがミステリとして仕上がっていることに驚き。
ファンタジー世界だけれども、ちゃんと世界のルールの中で謎解きされています。
その上、剣と魔法の醍醐味である戦闘場面まであります。
血湧き肉躍る戦いです。

物語は、殺された領主、ローレントの娘である、アミーナ嬢の視点で進められていきます。
探偵は異郷の騎士ファルク、助手は彼の従士ニコラです。
これがなかなか重厚です。
ファンタジーとはいえ所謂ハイファンタジーでなく中世ヨーロッパを舞台としているせいでしょう。
とても泥臭い描写もあり、とても楽しめます。

この三人以外にも、魅力的な人物がたくさん出てきます。
それこそ、騎士団や遍歴騎士、吟遊詩人など彼ら一人を取り上げてミステリ物語を一つ作れるほどです。

私には予想外の終り方です。
剣と魔法の楽しみが最高潮に達したと思ったら、即ミステリの最高潮でした。
堪能できました。

それとあとひとつ。
この本には目次があって、章や節それぞれに名前が付けられています。
そのため、解答編で明かされた事実を遡って確認するときに、該当部分を探し出しやすくなっています。
ミステリでこの配慮(?)はとても嬉しい。

天声人語  ‥‥「やま〜となでしこ七変化」

天声人語

男子サッカーを含め、ミーハーファン。A代表の試合くらいしか見ない。
そんな私は、14日午前3時の準決勝を見るつもりだ。今回の勝利でメダルは現実的な目標になり、あと2試合できるのだ。
スウェーデンも難敵だろうが、奮闘して欲しい。

ヤマトナデシコ七変化 (Original Cover Art) - Single - 小泉今日子 ヤマトナデシコ七変化- Single - 小泉今日子
ヤマトナデシコ七変化 (Original Cover Art) - Single - 小泉今日子

2011年7月9日土曜日

天声人語  ‥‥「和食って何?」

天声人語

スシ・ポリスはまだ四年前のことなのか。もっと昔だと思っていた。そしてお役所はつくづく「お墨付き」が好きなんだなあと改めて感じる。
日本食文化とはどの様なものだろうか? スシ、テンプラ、サシミといったところだろうか。これらは普段、いえで味わうことはほとんどない。寿司は幸い回るものがあるが、いわゆる「和食店」というのは気軽に行けるものではないような気がする。
それとも単に私の好みが一般的ではないだけだろうか?

2011年7月8日金曜日

天声人語  ‥‥「言葉の重み」

天声人語

ここにも言葉の重みを理解していない人がいて、驚きである。
事の大小、影響力の大小は様々あれど、どの会社でもサクラ行為はあるだろう。子会社の売り上げを立てるために、前倒しで購入するなど、日常茶飯事だ。
証拠の残りやすいメールで指示するとはなんともお粗末。社長はメモを見て開き直ったが、社長に指示を出せるのは、会長? OB?
今回の一件で全ての電力会社が信用を失ったことに、当事者たちは気づいているのだろうか?

2011年7月7日木曜日

天声人語  ‥‥「タイムシフトを賢く」

天声人語

震災直後、まだ電車の運行が大幅に制限されていた3月。確実に帰宅、出勤をするために、ほぼ定時に帰り、翌朝早く出勤をするという生活をしていた。
朝の約一時間を「残業」として働いていたのだが、効率が段違いだった。丸一日働いたあととは集中力が違っていたからだろう。もちろん、業務が残ってしまわないのが一番だが、可能なら朝の残業がお勧めだ。

描いていてい既視感があると思ったら、「生活サイクルを変えた  ‥‥時差出勤というわけではないけれども」というエントリを書いていた。

2011年7月6日水曜日

天声人語  ‥‥「言葉の重み」

天声人語

政治家は政治をするのが仕事のはず。ところが最近では保身ばかりを行っているように見える。この松本龍という政治家の保身は社会人とは思えず、小学生の言い訳よりもひどい。
「語気が荒い」のならば注意して言葉を選び、抑揚に気を使うべきだ。「B型で短絡的」ならば、思慮深く行動しなければならない。
こう言った人でも地元では「先生」であり、再選するんだろうな。

2011年7月5日火曜日

天声人語  ‥‥「互いが幸せになる方法を考えたい」

天声人語

もちろん全員が幸せいなることなどない。でも、そこからこぼれ落ちる人はできるだけ少ないほうが良い。「幸せ」は難しくとも「便利」なら、すぐに実行できるのではないだろうか。
常々思うのがエスカレータの効率化。エスカレータが以上停止するリスクを犯して駆け上がる人のために右側をあけ、左側に行列をつくる。左右に並んで、一段あけて立ち止まった方が、結果として効率がよく便利だと思う。
互いの便利を考えられないだろうか?

2011年7月3日日曜日

天声人語  ‥‥「音楽は難しい?」

天声人語

バイオリンの名器といえば、ストラディバリウス。世界に一つしかないと長いこと思っていたのだが、そうではないと知った時は少々ショックだった。600もあると見るのか、600しかないと見るのか。知っているバイオリニストと言えば、高嶋ちさ子さんだ。王道か邪道か、私にはわからない。
バイオリンを数える単位が丁だということを、今回初めて知った。

2011年7月2日土曜日

天声人語  ‥‥「溶ける夏」

天声人語

みちのく育ちの私は、暑さに滅法弱い。KODOMOも甲状腺異常じゃないかと思うくらい暑がりで汗っかきだ。唯一人、KAZOKUだけは暑さに耐性がある。
それでも毎年、日中はエアコンを使っていない。使ったらそれこそ家から一歩も出れなくなるからだ。日中は団扇や扇風機、汗ふきタオルで耐え、夜、風呂に入ってさっぱりしたところで、エアコンの稼動だ。
今年も、おそらく例年通りだろう。

2011年7月1日金曜日

天声人語  ‥‥「お墨付きの濃淡」

天声人語

墨の濃淡は様々だ。他人から見ればかすれて読み取り難くても、当人には濃くはっきりと読めるのかもしれない。一見何も書いていないようでも、あぶり出しかもしれない。
当事者間で合意が得られたのなら、まわりがとやかく言うことは出来ないだろう。ただし、今回の場合、「当事者」は首長と国だけではなく、そこに住む人々が含まれていることを忘れてはいけない。

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