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2011年6月16日木曜日

天声人語  ‥‥「不可侵なものではない」

声人語

今回の福島第一原発の事故で様々なことを知ったが、「真実」をつぶさに知ったと言えるものだろうか? 多くの人が不安を抱くのは、東電や政府の対応が稚拙であり、原発の仕組みが複雑で理解しにくい事に起因していると、私は考えてる。
原子力の利用は厳重な管理下で行われてきたというこもあり、歴史の浅い技術ということもあり、放射線の影響も不明な部分が多い。
だからといって、決して「神の火」などというものではなく、制御できるものだろう。ヒステリーになることなく冷静に情報収集し、理解し、判断していきたい。

2011年6月12日日曜日

原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告  ‥‥人は学ばなければいけない

「3・11」より前、新潟の中越沖地震で柏崎刈羽原発が緊急停止したことの検証する内容の本。
新潟日報での連載、特集をまとめたもの。

読んで愕然としたのは、当時と東京電力が全くと言っていいほど変わっていないこと。
教訓として、警告として、結果的に学ばなかったということだ。
隠蔽体質のせいか、内向き姿勢のせいか。
人間がなかなか変われない故、組織も変われないのだろう。

200頁に印象的な一文がある。
当時、東大大学院教授であった班目春樹氏の言葉だ。

「原子力ムラの人間が変われば問題は解決するのに、ムラの人間は世間が変われば解決すると思っている。大間違いだ」

それなのに、福島第1原発の事故においては、

官邸や文部科学省へ伝えれば良いと考えていた

という。
原子力ムラに取り込まれたということなのだろうか?

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