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2014年3月26日水曜日

邦題がひどい

今年に入って観た洋画は三つ(リンク先は当ブログ内)。


それぞれ原題はというと(リンク先はen.wikipedia.org)。


物語をちゃんと理解しているのか疑いたくなる邦題ばかりです。

重力と無重力では意味が正反対だし、物語の展開や結末を考えると重力がより大きなテーマになっている。

キック・アスが作ったムーブメントをしっかり終わらせるという物語で、ジャスティス・フォーエバーはあまり関係ない。

アンデルセンの雪の女王は影も形もない、インスピレーションで作られた物語。

商業的に必要な側面もあるのだろうけれど、違和感の残る邦題はやめて欲しい、と強く思う。



余談
Wヒロインでも「アナと雪の女王」と「キルラキル」では、描き方が全然違うなぁ。比べるもんでもないか。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー ……正義こそ正義

痛快娯楽アクション映画でした。
前作で大きな「引き」があったわけでもないのに、なぜか作成された続編。
それでも、しっかり前作を受けての物語となっており、ちゃんと終わらせています。
ただ、あわよくばもう一作……というような狙いもありそうですけど。


物語や展開は、ツッコミ所満載。
整合性を楽しむ映画ではないですからね。
勢いで物事がドンドン進んでいきます。

続編にありがちなインフレも、ちゃんとあります。
スーパーヒーローがどんどん出てきます。
ナイト・ビッチやらインセクトマンやら……


ヒット・ガールことミンディは、前作では少女。
それがまあ、美人に成長しています(もっとも、クロエ・グレース・モレッツ目当てで、この映画をみているんですけどね)。
そして、bitch、bicth叫んでいます。いいなあ。
クロエ・グレース・モレッツの特長なんだろうけれど、着飾っていない時といる時の差が素敵です。
お化粧してきれいな服を着て、ドレスアップした時の美しさと言ったら、もう。

キック・アスも前作では恰好だけでしたが、今回は少し戦闘力をアップさせました。
ヒット・ガールとのトレーニングと、大佐の指導のおかげでしょうね。
筋肉質になった彼の身体を見た時の、ミンディの驚き&感心の表情が良かったです。

スーパーヒーローが存在したって、一時的、局所的に正義ができるかもしれない。
でもその影には、必ず悪が存在してしまう。
それならば、一般人一人一人がヒーローになればいい。
そんな風に思わせる物語でした。



Mr.インクレディブル、Kick-Ass 2を観て確信した事。
スーパーヒロイン、スーパーヒーローにマントは不要。



もちろんキック・アスも観ていますよ。

キック・アス ……ヒット・ガールが主役!

2014年3月25日火曜日

アナと雪の女王 ……予想外の結末に、ただただ感心した

本編前の予告映像で気になっていたアナと雪の女王を観てきました。
中年オヤジが一人で観にくのは勇気がいるので、レイトショーです。

アナと雪の女王 | ディズニー映画

一番印象に残った場面。

戴冠式の日に、自分の力が皆に知られるエルサ。
湾の水全てを凍らせながら逃げ、そのまま一人、ノースマウンテンへ。
そこで始まる、レット・イット・ゴー ~ありのままで~。

ありのままでの動画自体はYoutubeで見ることができるし、その映像は同じもの。
でも、物語の流れの中で見ると印象が全く変わり、より強烈な印象を残します。

エルサたん、カワイイ。

となること間違いなしです。
もともと観てみようと思ったのは、エルサに惹かれたからなので、これはこれで問題なしです。

一緒に歌おう♪『アナと雪の女王』「Let It Go<歌詞付Ver.>」 松たか子

Wヒロインと宣伝されているディズニー映画なので、エルサとアナのどちらかが我慢したり死んでしまったりすることはないだろうと思っていました。
その一方で、どうやってハッピーエンドにするのだろうと、見ていても想像がつきませんでした。

氷の城を作ったり、愛玩物から戦闘兵器まで作り、自身も絶対的な力で敵を退けていく展開に、エルサの魔力は無尽蔵なのか?
魔力とは命そのもので、尽きることは死を意味するのか?
その前に昏睡状態になって、トロールたちの力で回復するのか?
などなどゲーム的、ラノベ的発想が頭の中で錯綜して行きました。

いや、もう、私にとって予想外の結末でした。
異性間の愛も姉妹愛も、真実であれば構わないんですね。
考えてみれば、エルサとアナが仲良く遊んでいた時には、氷を出したり消したりできたんですから。それは二人の間に愛があったから。
それを事故が起きたからと、二人を隔離し、城そのものまでも扉を閉ざしてしまった為、エルサもアナも愛を見失ってしまったんですね。
ん、となると元凶は時の国王と女お……いや、なんでもないです。

で、終わってから気になったのは

雪の女王ってこんな話だっけ?

と言うこと。
幸い青空文庫に収載されていたので、読みましたよ。

ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 雪の女王 SNEDRONNINGEN

うん、やはり全然違う。
なんてことを思っていたら、公式サイトにこんな一文が。

アンデルセンの傑作「雪の女王」にインスピレーションを得て、

これで納得

レイトは吹き替え一択だったのですが、エルサが松たか子というのを知っていただけ。
その松たか子もありのままでの動画で知ったもの。
スタッフロールで知ったのですが、アナは神田沙也加だったんですね。
彼女はドラゴンヘッドの何とも評しにくい演技が印象的だったのですが、今回は良い仕事をしていました。違和感なくアナを演じていました。

ディズニー アナと雪の女王 ビジュアルガイド
作者: ディズニー, 角川書店, 小西 樹里
価格: ¥1,260




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