三谷幸喜が関わった作品は好きなものが多いし、鈴木京香さんがでているし、清須会議を観てきました。
今回の予備知識は、Wikipediaの
織田氏の継嗣問題及び領地再分配に関する会議である。
という部分だけ(それ以上は読んでいない……)。
配役の妙、演出の巧みさ、展開の間など随所に、原作と脚本と監督を兼ねた三谷幸喜らしい作品であることは間違いないです。
要所要所で笑ったり感心したりを繰り返したのですが、他の作品ほど楽しめませんでした。
これは自分でも意外でした。
スタッフロールが終わった時に「ふう、終わった」というのが正直な感想でした。
原因となりそうな事は、色々思いつきます。
・清須会議という題材にそもそも興味がない
・秀吉の勝利というオチがわかっている
・美点がわからない大泉洋が主人公
・お気に入りの鈴木京香さんのお歯黒
でも、どれも決定的ではないんですよねえ。
まあ、考えてもしょうがないか。
中谷美紀の演技力は、毎度のことながらため息が出るほど素晴らしいね。存在感が桁違いです。
世間ほどゴーリキーに興味はないんだけれども、今回はまわりの人達と文字通り役者不足ですね。特に中谷美紀とのシーンでは、見ていて可哀想だった。