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2015年4月30日木曜日

シンデレラ  ……原点?頂点? 王道ではある。

ちょっと気になっていた映画だけど、少年オヤジの私でも一人で観に行くのはハードルが高い。
そんな映画、シンデレラ。
縁あって観に行ってきました(デート、デート)。

シンデレラ|映画|ディズニー|Disney.jp |
本当の魔法は、あなたの勇気。全世界で日本だけのデュエットソング完成!高畑充希さん・城田優さんがディズニーの名曲を歌う!大ヒット上映中“王子と歌おう♪”「夢はひそかに(Duet version)」“シン...


ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点


というだけあって、王道のラブストーリでした。
原点、頂点はよくわからなかったけれど。

アナと雪の女王で姉妹愛が主人公を救ったDisneyとは思えないほど、王子様とシンデレラとの愛が描かれていきます。
そして王子様との結婚が、最上の幸せと描かれていきます。
まあ、そこを変えてしまうとシンデレラもシンデレラ・ストーリーも成立しなくなってしまうから、仕方がないのかも。

最近の映画とは思えないほど、継母&義姉のシンデレラへの嫌がらせがエグいです。
オブラートに包んで描くなんてことはしていません。
お国の違いなんですかね。

ワンス・アポン・ア・タイムでは華麗に知的に描かれていたフェアリー・ゴッドマザーが、妙にハイテンションでコミカル。
その姿に唖然。
ネズミやガチョウは、ちょいちょい画面に映りこんでいたけれど、トカゲは唐突。
まさかのリザードマンお付き。
以前から不思議だった、

なぜガラスの靴だけ残ったのか?

の謎が解けました。

靴の魔法が得意

だったから。なるほどね。

真夜中の鐘が鳴り始め、大急ぎで帰る場面。
なんか無駄に派手でしたね。
さすが、

これが映画だ!

のハリウッドです。

高速走行しながらかぼちゃに戻りつつある馬車。
四頭の馬もネズミに戻りながらも全力疾走。
中途半端に戻った尻尾でグッジョブ(GJ)のリザードマン。
そして、崖から落ちそうになる程の迫力。

そんな山あり谷ありだですが、そこは原点で頂点。
王道でわかりやすく、安心して楽しめます。

観出してから吹替だったことに気がついた今回(そもそも字幕版がない)。
シンデレラの声に、最後まで違和感が付きまとった。

2015年4月7日火曜日

牙狼〈GARO〉雑感。


牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔を観てきました。テレビで、牙狼〈GARO〉-炎の刻印-をすっと観ていて、牙狼の世界にはずっと触れていました。でも、やはり実写はいいですね。アニメにも独自の良さがあるけれども、実写から始まったシリーズなので、実写こそ牙狼と感じます。

キラキラと輝く黄金の牙狼は、ため息が出るような美しさです。
そしてホラーの禍々しさも。

道外流牙はよりかっこよい青年となり、莉杏も可愛くなりました。
そして映画冒頭のアクション場面では、二人の連携が光っていました。
互いに信頼し、時を重ね、修羅場を越えてきたことをうかがい知ることができます。

ホラーを殲滅するためには、人間を殲滅するべき。

魔道具がこの結論に達するのは、SF映画におけるコンピュータやAIが同様の結論に達することに既視感。
アニメでも、番犬所が多くのホラーを一度に滅することができるなら、少々の人間の命など構わない、と似たような行動に出ています。

確かにそれは正論かも知れないです。
でも、一握りを見るだけで、全体を見るだけで、決めないで欲しい。
もっと一人一人の人間を見て欲しい。
それが私の感想。

牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔
4月3日からテレビ東京系6局、スターチャンネル(BS10CH)【無料放送】、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送スタート!ABOUTONAIR...


牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔 [TVシリーズ]
原作・総監督:雨宮慶太 栗山航 南里美希 井上正大 松野井雅 中島広稀 脇崎智史 桑江咲菜 黒木桃子 泉谷しげる「黄金騎士ガロ翔」となった道外流牙が、復活間近となった伝説の魔城・ラダンを封印する 使命...


ご存知の通り(?)、今回の映画は「冴島」ではなく「道外」の牙狼。
いろいろ違いはあるけれども、私が一番のの違いとだと思っているのは「世界」。

「冴島」の世界は、現代に牙狼の世界観を持ち込んだもの。

「道外」の世界は、現代風の世界観で牙狼の世界を作り上げたもの。

んん、言葉にすると難しい。
「冴島」の世界では、魔戒騎士と魔戒法師が街角に立っていても、現実の世界だと感じます。
一方で「道外」だと同じ場面でも、どこか異国の(もしくは作り物の)街に感じます。

例えば、今回の映画ではラインシティという名の街が舞台です。「冴島」では、そもそも町の名前というものが全く出ていません(確か)。
こういった細かいところでの差異が、前述の違いにつながっているのだと思います。

これは「冴島」の世界から暖簾分けするような形で、雨宮監督ではなく横山監督が「道外」の世界を作り出したからだと思います。
事実、一話完結の物語を繰り返して全体を構成していた「冴島」に対して、「道外」では全25話が一続きになっています。
監督が異なれば、表現の違いに繋がるのは当然ですね。

そして今度のテレビシリーズ、牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔では雨宮監督が「道外」の世界を描くことになりました。
どんな展開になるのか、とても楽しみです。

TVアニメ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」公式サイト
PV-前半戦まとめver.-©2014「炎の刻印」雨宮慶太/東北新社 ...


アニメは西洋風ファンタジーの中で、牙狼の世界観が表現されていました。
実写を見て振り返ると、魔戒法師の存在感が薄いということ。
体術や紋様をたくさん使って欲しかったなあ。
一方で、牙狼が一時的に変わってしまうなどの面白い設定もあり、楽しめました。

こうなると宇宙に人類が広まったSF世界でも牙狼〈GARO〉をやるのも面白そう。
あっ、そうなるとゼイラム - Wikipedia衝撃ゴウライガンになるのかも。

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