Analytics Flickr-Exif

2011年6月12日日曜日

原発と地震―柏崎刈羽「震度7」の警告  ‥‥人は学ばなければいけない

「3・11」より前、新潟の中越沖地震で柏崎刈羽原発が緊急停止したことの検証する内容の本。
新潟日報での連載、特集をまとめたもの。

読んで愕然としたのは、当時と東京電力が全くと言っていいほど変わっていないこと。
教訓として、警告として、結果的に学ばなかったということだ。
隠蔽体質のせいか、内向き姿勢のせいか。
人間がなかなか変われない故、組織も変われないのだろう。

200頁に印象的な一文がある。
当時、東大大学院教授であった班目春樹氏の言葉だ。

「原子力ムラの人間が変われば問題は解決するのに、ムラの人間は世間が変われば解決すると思っている。大間違いだ」

それなのに、福島第1原発の事故においては、

官邸や文部科学省へ伝えれば良いと考えていた

という。
原子力ムラに取り込まれたということなのだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿

Zenback