新潟日報での連載、特集をまとめたもの。
読んで愕然としたのは、当時と東京電力が全くと言っていいほど変わっていないこと。
教訓として、警告として、結果的に学ばなかったということだ。
隠蔽体質のせいか、内向き姿勢のせいか。
人間がなかなか変われない故、組織も変われないのだろう。
200頁に印象的な一文がある。
当時、東大大学院教授であった班目春樹氏の言葉だ。
「原子力ムラの人間が変われば問題は解決するのに、ムラの人間は世間が変われば解決すると思っている。大間違いだ」
それなのに、福島第1原発の事故においては、
官邸や文部科学省へ伝えれば良いと考えていた
という。
原子力ムラに取り込まれたということなのだろうか?
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