たしかにスリラーだけど、オーウェンとアビーとの恋物語です。
オーウェンの視点に立ったボーイ・ミーツ・ガールでもあります。
このオーウェンというのが内向的ないじめられっこ。
両親は離婚しそうで、アパートの中庭で一人で居ることが多い(らしい)。
でも、そこに引っ越してきたのが、裸足の少女アビー(雪の中でも裸足)。
そんな二人の会話。
「やりかえさないと」
「やりかえされる」
「そのナイフがあるじゃない」
「もっとやりかえされる」
「あたしがやっつける」
よくある会話だと思いきや、これが物語の全て。
物語の終わり近く、学校でのプールの場面。
ここで、しっかりと約束が果たされます。
物語は淡々と、とりとめもなく進んでいきます。
それゆえ、ラストシーンの哀しさが心に強く残ります。
そして今回の出来事も、アビーのなかではこれまで繰り返してきたことと同じで、これから繰り返していくことと同じなんだなあと。
ヴァンパイアものだというのは観始めてから知りました。
この作品をどこで知ったか覚えてないですけれども、監督が「クローバーフィールド/HAKAISYA」と同じだったから、観たいリストに入れていました。
公式サイトを観たのも、このエントリを書く為(だって、Flashなんだもん)。
それから、タイトルや公式サイトを見るとモールス信号がとても重要なものに感じるけど、そんなことはないです。
ほんの数回出てくる程度です。
もう少し良い邦題があるだろうに‥‥
あとどうやらスウェーデンの「ぼくのエリ」という映画のリメイクのようですね。
オリジナルを観たくなりました。
と、さらに調べてみたら、モールスが原作本のタイトルなの?
それとも英語版から日本語版を作るときにモールスにしたのかなあ。
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