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2012年11月18日日曜日

388 ……息が詰まる

オチてない。
公式サイトで「不条理」とあったし、CUBEの監督ヴィンチェンゾ・ナタリがエグゼクティブ・プロデューサだし、納得といえば納得の内容だし終わり方だった。

終始隠しカメラや遠方からの盗撮カメラでの映像風で撮られているのが、真実味を感じさせる。
思い込みで殺人を犯してしまうのは、この主人公だからこそだと思いたい。でも、主人公が徐々に追い詰められて、心のバランスを崩していく様は他人事ではなかった。
私の中にもそう言った狂暴性や危うさが潜んでいる事を感じる場面があるのも事実。
理性という名のブレーキがいつでもちゃんと効いてほしい。

最後、隠しカメラの存在に主人公が気がつくのだけれども、どうしてだろう?
まあ、そう言った説明を求めるのは無粋なんだろうな、この映画は。

映画に単純明快さや派手さを求める場合には、不向き。
でも、作品そのものの世界を楽しみたい場合には、とてもお勧め。
問題は、今の所、上映館が少ないことだよなあ。
都内では新宿バルト9のみだし、しかも夜だけ。

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