非常にローカルなイベントですが行ってきました。
山梨県立博物館で行われている特別展、手塚治虫x石ノ森章太郎 マンガのちから。
展示は「プロローグ ここから はじまり」に始まり、「第一部 二人の出会い マンガ誕生」「第二部 爆発するマンガ 時代への挑戦」「第三部 “ちから”の本質対決」「第四部 未来へ生き続け“ちから”現代作家によるオマージュ作品集」の全5部構成。
といっても、この構成を知ったのは全てを見た後、パンフレットで知ったんですけどね。
プロローグは明確にわかったったんでけど、その後は明確な区切りを意識することなく、最後の第四部で「ここからは違うんだ」と意識しました。
直筆原稿が数多く展示され、尚且つ初展示のものもあり、なかなか楽しめました。
ご存知の通り(?)、手塚治虫漫画文庫全集をコンプリートしている私ですから、手塚治虫の初展示に興奮したことは言うまでもありません。略歴や創作の背景は既知のものでした。
一方の石ノ森章太郎。
サイボーグ009は大好きだけれども、それ以外の作品というと、父が買ってい週刊誌(?)のHOTELくらいのもの。
仮面ライダーは言うに及ばずマンガ日本の歴史など、著作は数々知っているのですが、結局読むに至らず、全集を買うにいたらず。
今回の特別展で、知ってはいるけれども読んだことのない作品の数ページを読む機会に恵まれました。
すると、やっぱり魅力的なんですね。
もちろん、このページを選んだ学芸員のスキルも侮れないですけど。
一番興味深かったのは「第四部 未来へ生き続け“ちから”現代作家によるオマージュ作品集」です。
色々な分野の色々な芸術家がオマージュを寄せています。
漫画家は自分の絵柄でアトムや009を描き、芸術家はそれぞれインスピレーションを受けて創作をされた作品を寄せており、創作活動をしている方々の想いと技術にとても共感ました。
遠方にいる方も多いでしょうが、興味を持った方は是非GWを利用して観ることをお勧めします。
撮影許可された範囲での写真。
たださっ、009ならぬ999の絵を出している人がいたんだよね。
なんだかなあ。
私自身が彼を評価していないことも関係しているんだろうけれども。
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