田代の胆力、すごい。
ミゲルの冴えが、すごい。
この二人のコンビをまた見てみたいという気持ちと、自分の想像と違っていたらという恐れが混在しています。
連続爆破テロという出来事の裏側に、さまざまな物語が絡み合っていて、それを上手く描いているのが素晴らしいです。
「十二神将」の行動が変化したのも、黒幕の存在も、さらなる黒幕の存在も、全てが上手く収束します。
読み進めるうちに事件に対する見方が変わっていきます。
特に最後の空港での場面には、とても納得してしまいます。
でも「十二神将」には同情できません。
怪我の有無、損害の有無ではなく、
鬱屈とした自分の気持ちを晴らすために、
周囲に迷惑をかけているのは、許せない。
様々な境遇の人物が集まって「十二神将」となっているのですが、どれもそうなる前に何かできたのではないかと、私は考えてしまいます。
そうは言いながらも、インダラには共感してしまいますけど。
今回の帯は、書店員さんの感想。
書店員はこういった仕事(もしくは役得)があるの?
店長に「君、これ読んで帯の感想書いておいてね」とか言われるのかなあ。
それとも「あ、私、やります。やります!」なのかなあ。
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