有名な(?)加賀恭一郎シリーズの最新作。
といっても加賀恭一郎というキャラクターに、特別な愛着があるわけではないので、いつもの東野圭吾作品として楽しめた。
地道にコツコツと手がかりを集めていく加賀の姿勢は、見習なわなくてはいけませんね。
そして他の刑事たちが「スジ」を書いているのに対して、それを鵜呑みにしないのは、刑事の本来あるべき姿なのでしょう。
物語の半ばあたりから、犯人が八島ではないのかもしれないという流れになってからの加速感は、読んでいて気持ちがいいですね。
それまで散りばめられてきたヒントが見事に集約し、とても頷ける結末となります。
「生徒さんたちが正しく公式を覚えられるよう、指導してやってください」
加賀のこの言葉がとても気に入りました。
ちょっとWikipediaで調べたら、加賀恭一郎シリーズには、
卒業―雪月花殺人ゲーム
眠りの森
どちらかが彼女を殺した
悪意
私が彼を殺した
嘘をもうひとつだけ
赤い指
新参者
麒麟の翼
九作品あるみたい。
最近三作品は読んでいて尚且つ物語も覚えています。
その他も「〜を殺した」の二作品以外は読んだのに、物語を覚えていない‥‥
どれも文庫化されているので、ゆっくり古本屋巡りをしようかな。
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