Analytics Flickr-Exif

2012年1月9日月曜日

スキャンは時間と手間とコストがかかる  ‥‥労働単価を考えよう

以前に、スキャン代行業者に依頼をしたことがあると書きましたが、スキャンブースを利用したこともあります。
裁断機とスキャナとパソコンが設置されていて、自分で裁断およびスキャンができるようになっている場所です。

これがなかなか大変です。

まず重量のある紙書籍や紙コミックを、店舗まで運んでいく必要があります。
大きな紙袋に入れていくにしろ、旅行用のキャリーバックを使うにしろ、思いです。
幸い、乗り換えがなく電車一本でいける場所にスキャンブースがあったので良いですが、遠方にある人はかなりの重労働になるでしょう。そもそもスキャンブースそのものがないという所のほうが多いと思います。

やっと店舗についても、裁断およびスキャンを効率よく行うのも重労働です。
スキャンブースでの料金は時間制もしくは従量制(本の重さや厚さ、冊数など)です。
時間制であれば、いかに短時間に多くの紙書籍を電子化できるかという点が重要になります。
たいていのスキャンブースは卓上式裁断機(例えばPLUSのPK-513L)に、パーソナル用ドキュメントスキャナ(例えば富士通のScanSnapS1500)といった設備。
たとえ一冊丸ごと裁断処理できる紙書籍でも、スキャンは数回に分ける必要があります。
つまりスキャンしつつ裁断をして、必要であればテキスト透過処理も行っていきます。
作業自体は単純で初心者でも問題ないのですが、三つの作業をうまく処理していく技術が必要になってきます。

持ち帰りの段取りも必要です。
電子化したデータはUSBメモリやDVD、HDD、オンラインストレージなどで持ち帰ることになります。
この処理時間も考えなければいけません。
メモリなどに書き込むにしろ、オンラインストレージにアップロードするにしろ、電子書籍の量が増えるほど無視できない時間になっていきます。
このあたりは作業用パソコンの処理能力や通信回線に左右されます。
前述の電子化作業にうまく組み込んで行うか、最後にまとめて行う必要があります。

従量制であれば、店舗内の作業を急ぐ必要はないでしょうけれども、のんびりやっているとなかなか作業が終わりません。
単純作業なので、だんだん集中力が低下してきます。
この作業を行っている時間に、もっと生産的なことをしたいなあという思いが頭をよぎります。

電子化作業が終わったら帰るわけですが、再び重い紙書籍を持たなければいけません。
無事帰宅したら、裁断済みの紙書籍を確実に処分することも忘れてはいけません。

自分でやったほうが劇的に安価というならば別だけれども、スキャン代行業者に依頼をするのとあまり価格は変わりません。スキャンの行程を楽しむという方もいるでしょうが、私は違います。
紙書籍をスキャンブースに郵送すれば持ち込みと持ち帰りは楽になりますが、それだとスキャン代行業者に依頼をすればいいということになります。

たくさんの本をまとめてやるほど時間が取れませんし、こまめに通って行うほど安くもないし、こまめに通う時間もない。
この自分でスキャンをしている時間を別のことに割り当てた方が、何倍も有意義です。
つまり、スキャン代行業者に依頼するのが、時間の面でも、手間の面でも、コスト面でも効率が良いということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Zenback