昨年(2013年)の9月からNHK BSプレミアムで放送された番組。
たまたま見た番宣で興味を持ったものの、当時は(甲府)盆地暮らしでBSが見れない環境。
iPhoneからnasneに録画予約をし、この夏に戻ってきてからコツコツと観ていました。
そして今日、第1シーズンの最終話まで見終えました。
ワンス・アポン・ア・タイム (テレビドラマ) - Wikipedia
http://goo.gl/a1BSHr
久しぶりに色々語りたくなるテレビドラマでした。
白雪姫や赤ずきん、ピノキオなど数多くの「おとぎ話」を現代の街に持ってきたお話。
どれも大筋は知っているおとぎ話ばかりなのですが「じゃあ、詳細は?」と聞かれてしまうと、困ってしまうものばかり。
この物語の主軸となる白雪姫の物語をとっても、
継母の悪い女王に嫌われた白雪姫が城を追われたものの、森に住む7人の小人(ドワーフ)と共に暮らしていたのだが、悪い女王の策略にはまり毒リンゴを食べてしまうが、白馬の王子のキスでハッピーエンドを迎える。
と無理やり一文で説明することができるものの、
なぜ、悪い女王が継母になったのか? もしくは継母が悪い女王になったのか?
見知らぬドワーフと一緒に暮らせるものか?
どんなに美人であれ見ず知らずの女性にキスできるものなのか(王子はネクロフィリアか)?
など数々の疑問が生じます。
全てではないのですが、うまく疑問を取捨選択して答えを提示しています。
そのストーリテリングの巧みさに感心してしまいます。
おとぎ話の世界では男前のチャーミング王子もストーリーブルックでは優柔不断な不倫二股のデヴィッド、どちらの世界でもムッチムチの悪い女王ことレジーナ、うつろな心を持ってしまった野獣のルンペルシュティルツキン、魅力的な人物が数多く出てきます。
当初はあまり可愛くないと思った白雪姫/メアリー・マーガレット・ブランチャードが、いつの間にか美女に見えるようになりました。
エマ・スワンはとっても美人なんですけど、時々ぶちゃいくに見える場面がありました。素なのか、角度なのか……
カフェでは働くルビーは、赤ずきんの方がはるかに美人だよね。
振り返ってみると、この物語は、女性が主人公でした。
これはおとぎ話が「女の子の夢を叶える物語」だからなのか。
それともアメリカでも「肉食女子&草食男子」になっているからなのか。
アメリカでは2011年10月に放送開始となっていたようですが、どうなのでしょう?
「アナと雪の女王」が
姉妹の愛で全てが解決したように、この物語でも「真実の愛」は
母息子の愛で呪いが解けました。
これもアメリカでの変節なんでしょうかね。
さて第2シーズンもNHK BSプレミアムで放映が始まっています。
当然nasneに録りためているので、これから追いついていきます。
ワンス・アポン・ア・タイム2|NHK BSプレミアム 海外ドラマ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/once2/