映画、ロボット(公式サイトはまず音が出るので注意)を観てきました。
いやあ、楽しませてくれる作品。
”スーパースター”ラジニカーント、ここにありって感じでした。
重要人物(一方はロボットだけど)を一人二役やるだけのことはあります。
(日本人には唐突に感じる)ダンスシーンをいくつもやるだけのことはあります。
香港映画顔負けのアクションシーンをやるだけのことはあります。
ハリウッド映画顔負けのVFXアクションをやるだけのことはあります。
もう還暦超えているのに、中年にしか見えない。
サナ役の女優、顔が素敵です。
スタイルも素敵です。
インドの女優らしく高音の歌声(裏声?)は素敵です。
もちろん、ダンスも素敵です。
このサナをロボットであるチッティが詩にしました。
私が覚えているのは、三つ。
額は月のかけら
唇は薔薇
蛇のような腰の動き
全く持って納得です。
鉄腕アトムを読んで育った私にとって、ロボット三原則は重要です。
でもチッティは、そもそも「戦争で兵士が死ぬのを防ぎたい」だから「兵士をロボットにしよう」という目的で開発されました(たった10年で)。
これまでの科学者にはない発想ですね。
「戦争で兵士が死ぬのを防ぎたい」という思いは、戦争が起きるのを防いだり、代理戦争の仕組みを作り出したり、人型ではない強力な兵器を作りだすもんです。
感情というのはとても大切だけれども、ロボットには必要ないというのが、私の考え。
感情が必要なことは人間がやればいい。
感情が不要なことはロボットがすればいい。
特に負の感情はアトムではなく、アトラスを生み出します。
で、上映時間が139分なのですが、本来は180分らしいです。
日本の興行上3時間は長すぎると言うことらしいです(タイタニックは? という疑問はなしで)。確かに映画を見ていて唐突に「intermission」と出てくるんですよね。
当然、3時間の完全版が気になります。
完全版が見たいです。
お家でBDなんていうのではなく、大きなスクリーンで、同志たちと完全版を楽しみたいです。
完全版を上映してくれる映画館が出てくれることを、切に願います。
多分、日本でマサラ映画の盛り上がりを作った作品。
映画館で「大人」が声を上げて笑っていたのは、後にも先にもこれだけ。
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