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2015年11月14日土曜日

劇場版 媚空ービクウー ……請う続編。

気合い入れて、公開初日に観てきました。
舞台挨拶回をとらないあたりが、微妙な気合いですが……

秋元才加演じる媚空の魅力を堪能するための映画です。
魔戒騎士は出てきません。
真っ当(?)な魔戒法師も出てきません(あっ、ヒヨッコがいたか)。
それでも牙狼の世界観にどっぷり浸ることのできる映画でした。

その役目柄、感情表現が豊かではない媚空ですが、言葉の端々や細やかな動きでうまく心情を表現していました。
先行公開されている映像で、白い姿の媚空を見たときは、違和感を抱きました。
しかし、物語の中で登場すると納得のものでした。

特に、最終盤の元凶となる魔戒法師 絶心との戦いでは「このためか!」と声を上げずにはいられないほど、白い媚空は素敵でした。
絶心との戦いは、まるでシューティングゲームのようで素晴らしかったです。
独鈷杵的な魔導具は完全にファンネルでしたね(阿頼耶識という単語も出てきていたし)。

自分の師匠である白海との対決からスタッフロールに入り、劇場が明るくなるまで。
これはもう続編、ありますね。
劇場第二弾?
まさかの、TVシリーズ?

金狼感謝祭が待ち遠しい。

劇場版 媚空ービクウー

牙狼<GARO>-魔戒ノ花-

2015年7月12日日曜日

ターミネーター:新起動/ジェニシス ……ちゃんと続いてくれよ

ターミネーター:新起動/ジェニシス

ターミネーターは確かテレビ放映で観ました。高校生くらいの頃かな?
多分、2が公開されることに伴う放映だった思います。
翌日からターミネーターごっこが始まりました。
ショットガンに見立てた丸めた新聞紙、サングラス買ってきて「サラ・コナーはどこだ?」みたいなことです。
懐かしいなあ。

ターミネーター2は劇場で観ました。
アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体を前面に出したT-800と細身のT-1000との戦いは派手でした。
最後の最後で見せたサムズアップは映画史に残ると行っても過言ではないでしょう。

ターミネーター3はビデオを借りてみました。
なんかバタバタとやっていただけの記憶。

ターミネーター4?
観てないです。
だってアーノルド・シュワルツェネッガーが出ていないんだもん。

ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ?
打ち切りで未完でしょ。
手を出さないほうが吉。

そんな中で「また」ターミネーターが映画化されるという。
アーノルド・シュワルツェネッガーが出ているけど、3のような内容だったらわざわざ観なくてもいいかなあ。
そんな風に思っていたら、サラ・コナー役にエミリア・クラークという情報が!
エミリア・クラークといばゲーム・オブ・スローンズでデナーリス・ターガリエンを好演している女優さん。
一気に、観に行くモードに切り替わりました。
観てから気がつきましたが、T-1000はイ・ビョンホンだった(結構好き)。

さて、三部作の第一作目となるこのジェニシス。
いろいろなところに伏線がちりばめられ、1と2へのオマージュもふんだんにあります。
3とは違い、1と2からの物語を書き直すような物語になっています。
映画としては続編だけれども、物語としては別物になっています。
結果的に、私にはとても楽しめる内容になっています。
もう一度1と2を観たくなるほどです。

ただ正直なところ、2ほどの強烈な印象はありません。
映画を見た自分自身の年齢、派手なシーンが当たり前になったアクション映画などなど。
環境が変わったからでしょうね。
それほど2は衝撃的だったということでもあるんでしょう。

あとはしっかり残り二本が制作され、日本でも公開されることを祈ります。


 

2015年4月30日木曜日

シンデレラ  ……原点?頂点? 王道ではある。

ちょっと気になっていた映画だけど、少年オヤジの私でも一人で観に行くのはハードルが高い。
そんな映画、シンデレラ。
縁あって観に行ってきました(デート、デート)。

シンデレラ|映画|ディズニー|Disney.jp |
本当の魔法は、あなたの勇気。全世界で日本だけのデュエットソング完成!高畑充希さん・城田優さんがディズニーの名曲を歌う!大ヒット上映中“王子と歌おう♪”「夢はひそかに(Duet version)」“シン...


ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点


というだけあって、王道のラブストーリでした。
原点、頂点はよくわからなかったけれど。

アナと雪の女王で姉妹愛が主人公を救ったDisneyとは思えないほど、王子様とシンデレラとの愛が描かれていきます。
そして王子様との結婚が、最上の幸せと描かれていきます。
まあ、そこを変えてしまうとシンデレラもシンデレラ・ストーリーも成立しなくなってしまうから、仕方がないのかも。

最近の映画とは思えないほど、継母&義姉のシンデレラへの嫌がらせがエグいです。
オブラートに包んで描くなんてことはしていません。
お国の違いなんですかね。

ワンス・アポン・ア・タイムでは華麗に知的に描かれていたフェアリー・ゴッドマザーが、妙にハイテンションでコミカル。
その姿に唖然。
ネズミやガチョウは、ちょいちょい画面に映りこんでいたけれど、トカゲは唐突。
まさかのリザードマンお付き。
以前から不思議だった、

なぜガラスの靴だけ残ったのか?

の謎が解けました。

靴の魔法が得意

だったから。なるほどね。

真夜中の鐘が鳴り始め、大急ぎで帰る場面。
なんか無駄に派手でしたね。
さすが、

これが映画だ!

のハリウッドです。

高速走行しながらかぼちゃに戻りつつある馬車。
四頭の馬もネズミに戻りながらも全力疾走。
中途半端に戻った尻尾でグッジョブ(GJ)のリザードマン。
そして、崖から落ちそうになる程の迫力。

そんな山あり谷ありだですが、そこは原点で頂点。
王道でわかりやすく、安心して楽しめます。

観出してから吹替だったことに気がついた今回(そもそも字幕版がない)。
シンデレラの声に、最後まで違和感が付きまとった。

2015年4月7日火曜日

牙狼〈GARO〉雑感。


牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔を観てきました。テレビで、牙狼〈GARO〉-炎の刻印-をすっと観ていて、牙狼の世界にはずっと触れていました。でも、やはり実写はいいですね。アニメにも独自の良さがあるけれども、実写から始まったシリーズなので、実写こそ牙狼と感じます。

キラキラと輝く黄金の牙狼は、ため息が出るような美しさです。
そしてホラーの禍々しさも。

道外流牙はよりかっこよい青年となり、莉杏も可愛くなりました。
そして映画冒頭のアクション場面では、二人の連携が光っていました。
互いに信頼し、時を重ね、修羅場を越えてきたことをうかがい知ることができます。

ホラーを殲滅するためには、人間を殲滅するべき。

魔道具がこの結論に達するのは、SF映画におけるコンピュータやAIが同様の結論に達することに既視感。
アニメでも、番犬所が多くのホラーを一度に滅することができるなら、少々の人間の命など構わない、と似たような行動に出ています。

確かにそれは正論かも知れないです。
でも、一握りを見るだけで、全体を見るだけで、決めないで欲しい。
もっと一人一人の人間を見て欲しい。
それが私の感想。

牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔
4月3日からテレビ東京系6局、スターチャンネル(BS10CH)【無料放送】、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送スタート!ABOUTONAIR...


牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔 [TVシリーズ]
原作・総監督:雨宮慶太 栗山航 南里美希 井上正大 松野井雅 中島広稀 脇崎智史 桑江咲菜 黒木桃子 泉谷しげる「黄金騎士ガロ翔」となった道外流牙が、復活間近となった伝説の魔城・ラダンを封印する 使命...


ご存知の通り(?)、今回の映画は「冴島」ではなく「道外」の牙狼。
いろいろ違いはあるけれども、私が一番のの違いとだと思っているのは「世界」。

「冴島」の世界は、現代に牙狼の世界観を持ち込んだもの。

「道外」の世界は、現代風の世界観で牙狼の世界を作り上げたもの。

んん、言葉にすると難しい。
「冴島」の世界では、魔戒騎士と魔戒法師が街角に立っていても、現実の世界だと感じます。
一方で「道外」だと同じ場面でも、どこか異国の(もしくは作り物の)街に感じます。

例えば、今回の映画ではラインシティという名の街が舞台です。「冴島」では、そもそも町の名前というものが全く出ていません(確か)。
こういった細かいところでの差異が、前述の違いにつながっているのだと思います。

これは「冴島」の世界から暖簾分けするような形で、雨宮監督ではなく横山監督が「道外」の世界を作り出したからだと思います。
事実、一話完結の物語を繰り返して全体を構成していた「冴島」に対して、「道外」では全25話が一続きになっています。
監督が異なれば、表現の違いに繋がるのは当然ですね。

そして今度のテレビシリーズ、牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔では雨宮監督が「道外」の世界を描くことになりました。
どんな展開になるのか、とても楽しみです。

TVアニメ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」公式サイト
PV-前半戦まとめver.-©2014「炎の刻印」雨宮慶太/東北新社 ...


アニメは西洋風ファンタジーの中で、牙狼の世界観が表現されていました。
実写を見て振り返ると、魔戒法師の存在感が薄いということ。
体術や紋様をたくさん使って欲しかったなあ。
一方で、牙狼が一時的に変わってしまうなどの面白い設定もあり、楽しめました。

こうなると宇宙に人類が広まったSF世界でも牙狼〈GARO〉をやるのも面白そう。
あっ、そうなるとゼイラム - Wikipedia衝撃ゴウライガンになるのかも。

2015年2月15日日曜日

二重生活

いわゆる一人っ子政策も物語に関係しているのか。成る程。
登場人物の誰にも共感、感情移入ができなかった原因はどこにあるのだろう?

ただ、ルー・ジエの狡猾さは強烈だった。
あれは単純な嫉妬ではない、何かの感情なんだろうけれど、それをなんと言えばいいのかわからない。

ちなみにこの映画も邦題「二重生活」よりも原題「MYSTERY」のほうがしっくり来る。

映画『二重生活』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/nijyuu/

2015年1月18日日曜日

ワンス・アポン・ア・タイム 第2シーズン 第6話「ドリームキャッチャー Tallahassee」

フック船長は海賊らしい判断だね。
目的を果たすことができれば、敵も味方も関係ない、といったところなのかな。
力強いエマだけど、魔法の森のルールを知らないのがハンデになっている。
あと、弓矢を装備したメアリーは、なんとも言えないかっこよさがある。

ニールとエマ、車泥棒の二人。
ボニーとクラウドを彷彿させるけど、悲劇の前にお別れか。
眼鏡のエマちゃん、可愛い。

オーロラは今後の伏線?
上手い言い訳だが、次から遠慮しなくていいんだぞ。

2015年1月10日土曜日

ワンス・アポン・ア・タイム 第2シーズン 第4〜5話

第4話「ワニと呼ばれた男 The Crocodile」


先日の「We are both!」宣言以来、チャーミングの素因が強くなり、とても格好よくなってきているデヴィッドさん。
今回もルンペルシュティルツキンの質問に、

恋のアドバイスがほしいのか?

相変わらずの反応をしつつも、

口先の真実と心からの正直さは全く違う。

とチャーミングの凛々しさを示しています。
今後更にデヴィッドとチャーミングが統合され行くことで、正真正銘の「王子さま」になるんでしょうね。

でも、今回の主役はルンペルシュティルツキン!
第1シーズンの時から、吹き替えの家中宏さんの好演が光ります。

家中宏 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/家中宏

ちょっと気になって原語音声にしたら、やっぱり声のトーンが数段切り替わっている。
やはりそういうキャラクターなんだと再認識。
息子を失ったことは第1シーズンで描かれていましたけれども、(敢えてかたまたまか)妻に関しては言及されていませんでした。
それが、ここにきてまさかの登場。
しかも彼を捨てて海の男についていくことを選択するとは。
これでは、ルンペルシュティルツキンも自分の無力を痛感するし、ベルファイア(TOYOTAのミニバンじゃないよ)をこよなく愛することになるのは当然だなあ。

第1シーズンでは気まぐれな悪役という側面が強かったけれども、第2シーズンでは人間の側面を描くようになっていますね。

臆病者の埋め合わせに魔法を集めた

という吐露に如実に表れていると感じます。


第5話「ホエールの正体 The Doctor」


ホエールって誰だっけ?

とタイトルを見て考えていたら、本人登場。

あの医師か!

ストーリーブルックの住人は魔法の森の住人なので、「もう一つの自分」もっていて当然。
それがフランケンシュタイン博士とはね。
もう、想像通りの博士っぷりがホエール氏の新たな魅力を引き出していますね。

でも主役はルンペルシュティルツキンとレジーナがあくまでも主役。

魔法をやめるのは、始めるよりも難しい。
魔法とは力だ
力を使う覚悟がなきゃ何も身に付かない

ルンペルシュティルツキン自身の言葉ですが、彼自身が魔法に依存しているのを鮮明に浮き上がらせています。
ルンペルシュティルツキンとレジーナの師弟関係、ルンペルシュティルツキンとフランケンシュタイン博士との取引関係。
それらが生み出した、ストーリーブルックで再度起こったレジーナとダニエルの別れ。

魔法を使わないという誓いを破ってしまったレジーナ。
その後悔を癒すのはジミニー・クリケットことアーチー。
セラピーの重要性を物語っていますね。
そして、真実の愛は誰にでも平等なのだと。

物語には関係ないけれども……

マッドハッターの容姿、立ち居振舞いがかっこいい。

2015年1月6日火曜日

ワンス・アポン・ア・タイム 第2シーズン 第2〜3話

第2話「街の境界線 We Are Both」


第2シーズンに入ってからもグダグダ続きのデヴィッド。
何をやりたいのか/やりたくないのか?
本当にチャーミング王子なのか/ただのデヴィッドなのか?
そんな風に思っていたのですが、ストーリーブルックの外に出ると魔法の森の記憶を失ってしまうと知りながらも、街から逃げ出そうとする人々を押し止める場面はかっこよかったです。

魔法の森での自分とストーリーブルックでの自分、
両方で僕らだ!

一段高いところからの、この一言にはしびれました。

一方で悪い女王ことレジーナにも心境の変化が。

好きだからって強く抱き締めすぎると愛されないってこと

を思い出したようで、一度ヘンリーをデヴィッドの元へ帰します。
白雪姫&チャーミングに対する罠なのか?
それとも別の伏線?
気になる展開です。


第3話「湖の淑女 Lady of the Lake」


第1シーズンで消え去ったと思ったコーラが、まさかの再登場。
別の世界に飛ばされたと思ったけれども、結局同じ世界だったようですね。
レジーナ&エマの共闘となるのか?

復讐と正義を間違えると危険です。

ムーランの含蓄ある言葉を理解できなかったオーロラ姫のせいで一悶着。

もしかしたらヘンリーには、数ある鍵のなかから正しい鍵を選び出す力、があるんじゃないかってくらい成功率が高い気がする。

わずか一口しかない呪いを打ち破る力のある湖の水。
白雪姫に迫られる究極の選択。

親の命をとるか? 将来の子供の命をとるか?

前者を選んだ彼女でしたが、親の強い意志と仲間の機転により後者の結果となりました。
強い意志、強い信念というものは、自分の望んだ未来を得るものなのですね。

2015年1月4日日曜日

フライト  ……お酒と煙草はほどほどに。ダメ、ドラッグ。

デンゼル・ワシントンの航空サスペンス。
緊急着陸を成功せさたパイロットは英雄なのか否か。
何かを劇場で観たときの予告編以来、気になっていたのを録画していたのをやっと視聴。

色々な意味で裏切られたというか、日本での宣伝がそもそもミスリーディング。
サスペンスでもなんでもなく、パイロット(デンゼル・ワシントン)のアルコール依存&ドラッグへの戦いを描いたヒューマンドラマ。
そして、英雄か否かと問われている部分は物語の中でしっかりと事実が描かれており、それをどうとらえるかという部分が主題。

パイロットは離婚しているし、寝不足で勤務する羽目になったときはコカインをキメて望んでいるし、フライト中も酒を飲んでいる(オレンジジュースにウオッカを混ぜたものがお気に入りらしい)。
激務でもそうでなくても、業務がルーチンになると他人の命に鈍感になるのかもしれません。
その戒めとなる物語と見ることもできます。

フライト直後の乱気流への突入、そして乱気流の雲を抜けた上空での拍手に、どんな意味付けがあるのだろうと不思議だったのですが、奇行の一面を表現していたのでしょう。
事故後、病院で療養しているにもかかわらず煙草を吸える場所を求め、点滴しながらも煙草を吸う人と一緒になるのはニコチン依存の側面を表しているのでしょうか(ちなみに病院の敷地内は禁煙で、その周辺の歩道で点滴を携えながら喫煙するのは日本でも日常茶飯事)。
自動車での違反もアルコールの血中濃度が0.08の所をフライト中で0.24と3倍というのは、とてもひどいですね。
バドワイザー持ちながら車の運転する姿が、なんでもないように錯覚してしまいます。

日常生活の再考を促す思わぬ良作に感謝。




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