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2011年10月27日木曜日

波に座る男たち  ‥‥「男」たちの熱き冒険!

前半は海洋冒険譚なのか? このまま捕鯨冒険譚だけで終わるのか?
そんな漠然とした不安のようなものを感じながら読んでいました。
しかし、後半になって物語が一気に展開してきました。
先が気になって、どんどん読み進めていきました。
梶尾真治らしい、海洋冒険群像劇でした。

一番びっくりしたのが、表紙にもなっている女性、玲奈。
その他大勢、物語にアクセントを加えるだけの登場人物だと思っていたら、航海に出るくだりで存在感を増し、最終的には中心人物になっていました。
髪を切り「男」になるシーンなど、感涙ものです。

そういえば宮城県女川町は捕鯨が盛んだった土地です。
宮城県育ちの私は鯨料理を食べた記憶はないけど、女川にある資料館に行った思い出があります。
マッコウクジラの髭をお土産に買ってもらいました。
あとは国立科学博物館の出口にあるシロナガスクジラの像が圧巻です。

鯨料理、食べてみたいなあ。


2011年10月16日日曜日

積ん読、読んでく(その五で最終回) 10/11-10/16


有給消化期間も終わり、明日から仕事モードの日常に戻ります。
えっと、ちゃんと働けるかなあ。

小説
境遇

漫画
ガラスの仮面42〜45
いやあ、亜弓さんの目が見えなくなるとか、今後どんなふうに物語を収束させるんだろう?

ばるばら
ミューズに魅入られ、捨てられた芸術家という物語。
デカダニズムといえばそうだが、私自身はあまりそんなふうに感じず、あまり面白くなかった。

ゴブリン公爵
善悪は道具そのものではなく、使う者によって左右される。
手塚治虫の物語では、たびたびテーマになっています。
第一部の展開が面白かったのに、第二部につまらない展開になってしまったのが残念。

2011年10月13日木曜日

第13回親子でお座敷◆ゲームとお寿司  ‥‥親子で楽しめた。




すごろくやはボードゲームを中心に扱っているお店です。
これまで存在は知っていたのですが、自宅から高円寺は交通の便があまり良くないので、行ったことはありませんでした。
今回、たまたまゲームイベントを知ることができたので、KODOMOと二人参加してきました。

親二人と子供一人、親一人に子供二人など、何組か来ており、合計で15人くらいの参加者。そこにすごろくやのスタッフ三人が加わって、ゲームを遊んできました。

真ん中のテーブルに十数種類のゲームが、置かれています。
外国製のゲームがほとんどだったので、パッケージは外国語。そこに日本語の説明が添付されているというのが基本的な商品構成のようです。
ゲームに精通したスタッフが遊び方を教えてくれるので、説明書を読むことなく開始です。
適当に、やってみたいゲームを選んでいき、一緒に遊んでくれる人を募ります。

サファリツアー
トランプのスピードに似たゲーム。でも、ルールがよりシンプルなので見知らぬ人同士が、まず最初にやるのにうってつけ。

金庫破りのジギ
ハイ&ローを当てるゲーム。
獲得したお宝を「自分の金庫に入れる」というところがゲームを面白くしている。
KODOMOが意外に強気で進めていくことにびっくりした。

グラフィティ
親以外のプレイヤーがお題の絵を描いて、親は誰が書いたかを当てるゲーム。さらに親は気に入った絵一枚に加点できます。
子供二人、大人三人でやったので、誰が書いたかわからなくするために子供っぽく書くことも重要だった。
抽象的なお題をいかに描くかが、楽しい。


ワニに乗る?大いなる冒険
動物のコマを積み上げていくのが、楽しいです。
ゲーム盤にぶつからないように、サイコロを振るのも重要です。
イグアナ三匹のノルマが涙目だった。

モンスターのすむ家
カードで選ばれたモンスターをスタートからゴールまで誘導していくゲーム。
バーを使って、モンスターのコマを実際に動かします。時間内にどれだけのモンスターをゴールに到達されたかを競うので、正確且つ大胆に行うのがコツです。

魔法のラビリンスカードゲーム
指定されたマジックアイテムを得るために迷宮を行き来するゲーム。迷宮の通路には魔法の紋章が書かれており、その紋章を持つ(手札がある)プレイヤーに魔法をかけられると強制的にスタート地点に戻されます。
魔法の手札を集めるためには、誰がどの魔法を使われたのか(手札を持っているのか)を把握する必要があり、記憶力が試されます。
なかなか面白かったです。

千とひとつの宝物
プレイヤーはアリババとその仲間になって、盗賊の隠した宝物を奪っていくゲームです。
単純なルールながら戦略性もあり楽しめます。
四人でやったのですが、そのうち二人(大人)は無事逃げ出し、残り二人(子供)は盗賊に見つかりゲームオーバー。
逃げ出した二人のうち、私の方が得た宝物が多く勝利しました。

KODOMOが一番気に入ったのが、千とひとつの宝物だったので買って帰りました。
さっそくKAZOKUにルールを教えて、三人でやりました。
次にイベントが合った時には、家族全員で参加しようかな。

2011年10月11日火曜日

境遇  ‥‥残念な一作

うーん、いまいちの物語だった。
主人公の女性二人、晴美と陽子。それぞれの視点で物語が進んでいきます。
湊かなえの作品ではおなじみの形式。
しかし、読後に何も残らないこの感じは何だろう?
花の鎖で新たな方向性を感じたのは、錯覚だったのだろうか。

せっかくの絵本も物語の中で生かされていません。
いや絵本自体は重要な鍵をにぎるんですけれども、あえて冊子として作る必要が合ったのかなあ.。

そんなわけで、残念な一日になったのでした。




2011年10月10日月曜日

積ん読、読んでく(その四) 10/3-10/10

ああ、お休みも今週いっぱいで終わり。
来週から仕事始まるのだけれども、働けるのだろうか?

漫画
LIAR GAME9〜134回戦予選の感染ゲーム、4回戦本戦のイス取りゲーム。
相変わらず、作者の進行についていくのがやっと。でも、それが楽しい漫画でもあります。
この漫画はゲームの勝敗がついてから、まとめてコミックを買い、まとめて読んでいます。
そうしないと、以前の展開やゲームのルールを忘れてしまうからです。

イティハーサ

I
読んでいてShinkを思い出した。
絵がおどろおどろしいわけでもないのに、言い得ぬ恐怖を感じる。
しかも、これはまだ連載中で、何時完結するのかわからないという。
今後、どのようになっていくのか、楽しみでもあり恐ろしくもある。


いばらの王1〜6(完結)
残り1/3くらいで物語の核が見えましたが、面白かったです。
メドゥーサが実体を作り上げるという点が鍵でしたね。
あと絵柄が好き。

ジョジョの奇妙な冒険第6部 ストーンオーシャン1〜10(完結)
ジョースター家とDIOの因縁の深さを感じさせる。
空条承太郎&スタープラチナ・ザ・ワールドに帰結するのは第3部スターダストクルセイダースの人気ゆえなんだろうなあ。
個人的には第1部ファントムブラッドが一番好きだけれども、このストーンオーシャンはそれに次ぐ内容。
空条徐倫が素敵。



小説
モールス(下)

ヒポクラテスのため息



究極の判断力を身につけるインバスケット思考
クイズゲームのようで楽しかった。
著者が前書きで述べているように、問題集の形式となっている。
問題となる「案件」に対して、自由記述形式の「回答」をつくり、自分の回答と「一番近い選択肢を選ぶ」。その後、解説という流れ。
選択肢を選ばせるのであれば、著者なりの「正解」を示して欲しかった。
もちろん正解が一つでないとは思うのだが、選択肢があればどれか一つは「望ましい」ものがあると思う。



2011年10月9日日曜日

天声人語  ‥‥「三十一文字より十七文字」

 五七五七七の短歌より五七五の俳句(川柳)の方が作りやすかったし、教師うけした。そんな記憶がある。最後の七七の部分になると五七五で詠んだ部分を忘れてしまい、すっちゃかめっちゃかになったものだ。
 そういえばTwitterが流行りはじめたとき、短歌や俳句と関連付けて論ずる「文化人」がいたような気がする。あれはどうなったのかな?

2011年10月8日土曜日

天声人語  ‥‥「多分、まだある」

金曜日のニュースでiPhone 4S予約開始を伝える際、「スティーブ・ジョブズ氏が最後に残した」と紹介していた。しかし、私はあと2〜3個はジョブズ氏が深く関わった物があると思う。根拠のない妄想のようなものだが。

ヒポクラテスのため息  ‥‥夏樹さん、大好きです

ミステリと身構えるほど謎解きはなく、軽快に読み終えることができた物語です。
医療の現実を描き出していますが、重くとらえることなく読み進めることができます。

三ヶ月で病院の経営を劇的に改善できる妙案などあるわけはなく、読んだ人の多くが想像する結果になります。
ただし、主人公である風祭翔の最後の決断は、意外でした。
もっとも恋人、夏樹の存在があるがゆえなのでしょう。
夏樹さんのような女性、私は大好きです。

それにしても幅広い分野を題材にして物語を作り出している作者には、脱帽です。
丹念に取材をし、アイデアを形にしていっているのでしょう。

2011年10月7日金曜日

天声人語  ‥‥「死ということ」

 亡くなっている祖父母があり、お葬式にも出席したことがある。しかし、同居していたわけではないので、不謹慎ながら他人事であった。
 だから、市を身近に感じたとこはなく、骨の幸、不幸も想像できない。
 それゆえ、死を理解する時がくることを恐れる。

2011年10月6日木曜日

天声人語  ‥‥「過去の人なのか?」

オバマ氏には若い支持者が「多かった」。
すでに過去の人物なのか、支持層が変わったのか。
野田氏の支持層はどうなのだろう?
今のウォール街は法という防壁もあるようだ。

モールス  ‥‥物語はいいけど翻訳が変

映画「モールス」が面白かったので、原作も読んでみることにした。

原作を読んで冗長だと感じたのは、映画がうまく余計な部分をそぎ落としているからだろうか?
それでも、映画のいろいろな場面が頭に浮かび、楽しく読むことができた。

一番の相違は、エリが少年だったこと。
映画では少年をほのめかすようなことはなく、終始少女として描かれいただけに、かなり動揺した。

それにしてもひどいのはこの翻訳者。

村が飛びすぎる。

どうしたらこんな文が出てくるんだろう。
創造主目線か、おもいっきりファンタジーか。

そして、やはりモールスというタイトルは似あわない。
英語版のLet Me In(私を中に入れて)や原題に近いLet the Right One In(正しき者を入れたもう)のような邦題をつけられなかったのだろうか?

 

2011年10月3日月曜日

イティハーサ  ‥‥感涙しちまったぜ

物語はとっくに完結していたけれども、私にとっては今完結しました。

最後の最後、十数頁で行われるタネ明かし。
この頁数を「しか」ととるか「も」ととるか。読み手に大きく左右されると思います。
私にとっては、十分な量でした。
いろいろな疑問が氷解しました。そして、物語が半分(頁量として)も来ていない段階で、結末を示唆している点には脱帽です。

思えば、まだ高校生だった時、学校の司書の先生に教えられて出会ったこの物語。
先生に貸してもらったのがどこまでだったのか覚えていないけど、卒業後も物語を負い続けていたけれども、何時しか途絶えていました。
それが丁度第三部が始まったあたり。
第一巻を読み始めた今朝が、まるでン十年前のことのように感じられ、 感慨深い物があります。




天声人語  ‥…「シェー劇」

 大学でシェイクスピア劇部、通称シェー劇があった。英語で舞台をやっていたようだが、一度も見ずじまい。そもそも一作も読んだことがない。小説家でなく劇作家だったからだろう。
 漫画、鉄腕アトムのエピソード「ロビオとロビエット」、ガラスの仮面での「真夏の夜の夢」などを知っているくらいだ。「リア王」や「オセロ」「ハムレット」「マクベス」などタイトルを知っているものが、かろうじて数作。
 まあ、いい。

2011年10月2日日曜日

積ん読、読んでく(その三) 9/26-10/2

今週は映画を観に行った。一日に二本観たので、その日は充実した一日だった。
「読んでく」なのに映画が入っているのは、初っぱなからなので、無問題。

映画
モテキ
テレビ版同様のノリ。Perfumeとのダンスシーンがよかった。

セカンドバージン
鈴木京香さんはいつでも艶っぽい。

M:i:III(テレビ放送の録画)
観てないと思っていたら、観たことあった
奇抜で大胆な侵入方法が、いつも通り楽しめる。
で、似た映画というのはトゥルーライズ。




漫画
朧1〜2
言葉と言葉の力が全てを支配する世界というのが、とても魅力的。
連載中断というのは非常に残念。このままの世界感でどのような物語が続くか読んでみたかった。

ニライカナイ1〜6
朧を発展的に受け継いだ内容の物語。
人が人でいる為に何をするのか。何と戦うのかを描いた物語。
まさかクトゥルーまで持ち込んでくるとは思わなかった。
残念なのは特徴的なCGとトーンにより、何を描いているのかわからないコマが結構あったことかな。


小説
モールス(上)
映画の原作小説を図書館で借りてきたもの。
なかなかいい感じ。
現在、下巻待ち。


天声人語  ‥…「植物と道草」

 道草は好きだが、植物に興味はない。
 知らない言葉や物はこまめに調べるようにしているけど、なぜか植物にはそういった気持ちにならない。だから彼岸花は名前を知っていても、映像が頭に浮かばない。撫子と同じだ。
 そうそう、四季は道草にせずにやってきて欲しい。特に暑さよりも寒さに耐性のある私としては、冬はなおさらだ。

2011年10月1日土曜日

天声人語  ‥…「まるで貝のよう」

 口を閉ざし、何をやっているのかわからないのは、まるで貝のようだ。マスコミの過剰な反応を警戒して、ぶらさがり取材を拒むのはよいが、もう少し首相としての考えを伝え、行動を可視化して欲しい。
 そうでなければ、茶番といわれても、仕方が無いだろう。

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